この記事の要約
- 調査や作業の進行をAIチームに任せようとしましたが、自分がある程度指示を出さないと動かず、人間がボトルネックになりました。
- 秘書やCEO役のエージェントも作ってみたものの、さらに動かなくなったため、CEOエージェントは削除しました。
- CEO役を外した後、指示待ちは少し減りました。ただ、自律化はまだ未完成で、改善を続けています。
AIに自律的に仕事を進めてもらいたくて、エージェントの構成を組んでいます。今は、主に調査や作業の進行に使っています。
ただ、任せたつもりでも、自分がある程度指示を出さないと各エージェントが動かない。結果的に、人間がボトルネックになってしまいました。
そこで秘書役や、自分に相当するCEO役のエージェントも作ったのですが、さらに動かなくなってしまった。そのため、CEOエージェントは削除しました。
役職を用意しても、仕事は進まなかった
このAIチームでは、進行、品質、マーケティング、財務といった役割を分けています。技術やクリエイティブの相談役、受付や会議を進める秘書役もいます。
役割の文書には、何を担当するかだけでなく、どんなときに呼ぶか、どこまで進めてよいかも書いています。全員を毎回呼ぶ構成ではなく、仕事に必要な担当を選ぶ形です。
それでも、こちらが指示をしないと動かない状態が残りました。役割を定義したことと、自律的に仕事が進むことは、実際にはつながっていなかったんですよね。
秘書役やCEO役を追加した後は、むしろ自律性を奪ってしまったようで、本当に何もしなくなってしまいました。
外したのは、AIのCEO役
削除したのは、自分の代わりとして用意したCEOエージェントです。人間である自分がCEOであることは変わりません。
現在の役割の文書でも、AIがCEOの代わりに承認したり、各担当の判断を一つの声でまとめ直したりする役は置いていません。内部の優先順位や担当の調整は進行役が行い、それぞれの担当が持つ品質や財務などの判断を上書きしない形です。
CEO役を外した後、指示待ちは少し減りました。ただ、これで各エージェントが自律的に仕事を進めるようになったわけではありません。
報告が増えても、仕事が進んだとは数えない
運用の記録には、同じ項目を確認し直し、日報や資料が増えても、仕事の状態が変わらなかった問題も残っています。
そのため、今の管理ルールでは、一件の仕事に次の情報を持たせています。
- 最後まで持つ担当を一人に決める
- 次に行うことを、一つの行動で書く
- 何が揃えば完了なのかを決める
- 期限、最後に状態が変わった日時、その根拠を残す
たとえば、実装を依頼するための指示書ができても、それだけで実装完了にはしません。準備ができたことと、変更したこと、結果を確認したことを分けます。
止まっている仕事は、毎回同じ報告を出して終わりにせず、次に進めるか、確認日を置いて保留するか、取り下げるかを判断するルールです。
これは現在の運用に定めていることです。ルールがあるので滞留をなくせた、という結果まで確認できているわけではありません。
人間の判断を待つ仕事と、内部で進める仕事を分ける
もう一つ、管理上分けているのが、人間の操作が必要な仕事です。
顧客への連絡、支払い、本人認証、本番環境の変更などは、人が関わる境界として残しています。一方、その手前の調査、比較、下書き、必要な情報を揃える作業は、担当するAIが進める範囲にしています。
人に渡すときも、ただ「確認してください」で止めるのではなく、推奨する判断、実行する内容、期限、実行後の担当まで揃える形です。人が操作した後は、その結果を受けて次の仕事に戻します。
ここも、仕組みとして定めている範囲です。人が確認する時間をどれだけ減らせたか、継続して自動で回ったかは、別に確かめる必要があります。
自律化は、まだ途中です
今回の試行では、人間の指示待ちが残り、秘書やCEO役を追加するとさらに動かなくなりました。CEO役を外した後は、指示待ちが少し減った。この変化はありました。
ただ、どの設定が停止の原因だったかを切り分けたわけではありません。CEO役を置く構成全般の良し悪しを決める話ではなく、自分が組んだAIチームでの経緯です。
役割の定義に加えて、仕事の状態、次の行動、人に戻す範囲も文書にしています。それでも、自律的なエージェント構成はまだ未完成です。調査や作業の進行に使いながら、改善を続けています。


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