この記事の要約
- 仕事先から固定IPを求められたら、個人用かチーム用かを先に確認。マイIPとグループ専用VPNでは、同時に使える端末の条件が違います。
- 自分の会社では、グループ専用VPNを20アカウントで使っていた時期があります。複数人が同じ固定IPを使う用途では便利でした。
- 固定IPを契約しただけで社内システムにつながるわけではありません。使うサービスとIPを管理者に伝え、接続できるか確認してから本導入します。
在宅勤務になって『固定IPを用意してください』と言われたけれど、何を契約したら良いんだろう。そんなときに使えるのが、今のネット回線からVPN経由で固定IPを使うサービスです。
自分の会社では、複数人で同じ固定IPを使うためにグループ専用VPNを利用していました。この記事では、そのときの経験も交えて、個人用のマイIPとの違いを整理します。
急ぎで個人用の固定IPを用意したい場合はマイIP
が候補です。公式では即日発行と案内されていますが、申し込み・支払い・端末設定まで終えて接続できることを確認しましょう。
メモ男申し込む前に、仕事先で使って良いVPNサービスか確認しとこう
- 個人で固定IPをすぐに用意したい人
>マイIP

- 海外から日本、海外IPを使いたい人
>セカイVPN

- チームや会社で固定IPを使いたい人
>グループ専用VPNサーバー

そもそも固定IPってなに?


IPアドレスとはインターネット上の「住所」のようなものです。
一般的な家庭用回線では、接続元のIPアドレスが固定されていないことがあります。仕事先がIPアドレスでアクセスを制限していると、そのままでは接続を許可しにくいんですよね。
そこで、接続元のIPアドレスを同じ状態で使えるようにするのが固定IPサービスです。自分の端末に割り当てるものと、チームで同じ固定IPを使うものがあるので、用途で分けて選びます。
固定IPが取得できたら、IPアドレスを確認して指定されたIPアドレスになっていることを確認しましょう。
テレワークに固定IPが必要な場合
仕事上で固定IPを求められる場合は、何らかのツールやWEBシステムに外部からアクセスする際に、サーバー側で指定したIPアドレスからのアクセスを開放するために使われることなどが多いかと思います。
仕事先が指定したIPアドレスからだけ接続を許可している場合、固定IPが必要になります。ただし、IP制限だけですべて安全になるわけではなく、システム側の認証や端末の管理も必要です。
固定IPを取得したら、そのIPを仕事先の管理者へ伝えて許可設定をしてもらいます。会社指定のVPNや接続方法がある場合は、そのルールに従います。



会社で決まっている接続方法があるなら、そちらを先に確認ですね



テレワークする人全員に固定IPが必要、というわけではないよ
VPNで固定IPを使うことのメリットは?


固定IPを利用する際は、安全な接続方法を使用することが大切です。
リスクや特徴についてしっかりと考慮した上で適切なサービスを利用しましょう。
また、仕事で使う場合はインターリンク社のVPNサーバーからアクセスすることになるため、あらかじめネットワーク管理者に情報を共有しておくと安心です。
固定IPを伝える際に、使用するVPNサービスについても一緒に伝えるのが良いでしょう。
外出中でも同じ固定IPから接続できる


インターネットに接続できる状況であれば、外出中でも同じ固定IPからアクセスすることができます。
VPNサーバーにIDとパスワードを入力してログインすることで、同じサーバーを経由してインターネットに接続する仕組みになっているためです。
外出先で緊急対応が必要になった場合でも、ポケットWi-Fiなどの通信機器とPCさえあれば、VPNサーバーにログインして固定IP環境で作業することができます。
便利な反面でどこにいても作業することができるため、PC画面が他者に見られないようセキュリティ環境にも注意しましょう。
固定IPは変更の手間や費用がかかる
通常のネット回線を固定IPアドレスにすると、プロバイダーから追加料金が発生する場合があります。
固定IPは、サービスによって変更手続きや追加料金の条件が異なります。変更が必要になりそうなら、申し込み前に確認しておくと安心です。
また、固定IPのVPN契約はネット回線の契約とは別です。自宅の回線やモバイル回線など、インターネット接続環境は用意しておく必要があります。
VPNサービスで固定IPを利用するとその分の費用は別途かかりますが、VPN接続を切ると元の動的IPアドレスをそのまま使うことができます。
インターリンクの「マイIP」とは


マイIP![]()
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これはVPN(Virtual Private Network)という技術を使っているためです。
出張先などからも同じ接続元IPで作業できるのは便利です。ただ、利用場所のネットワークによってつながらない場合もあるので、使う環境で試しておきたいですね。
ソフトイーサ版は複数の固定IPに対応しています。使えるOSと接続方式はマイIPと違い、macOSやiOSでは方式によって別途有料アプリが必要です。『スマホでは使えない』と一括りにせず、公式の対応表を確認してください。
| サービス | 固定IP数 | 月額(税込) |
|---|---|---|
| マイIP | 1個 | 1,100円 |
| マイIP ソフトイーサ版 | 1〜128個 | 1IPにつき1,320円 |
\ 個人用の固定IP・対応端末を確認 /
マイIPは1人用固定IPサービス
マイIPは月額1,100円(税込)で、公式では最大2か月の無料体験が案内されています。『最大』なので、申し込む日によって体験できる日数は変わります。
また、違約金が発生しないので実際に使ってみて不便に感じたり、少し使ってみて別のサービスを検討するのもアリです。
詳しい設定方法やトラブルシューティングはヘルプページにほぼ載っています。
IDの発行が早くても、端末設定や仕事先の許可設定が別に必要になることがあります。急ぎの場合も、申し込み前に接続方式と対応OSを見ておきましょう。



個人で1台から使うならマイIP![]()
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スマホからも固定IPが利用可能
取得した固定IPには、マイIPならスマートフォンからでもアクセスすることができます。
すぐに即日から固定IPが欲しいという人ならば、かなり重宝するサービスなのではないでしょうか。
マイIPは、同じ固定IPへ複数端末から同時に接続する用途には使えません。PCとスマホを同時に使いたい場合も、この点は先に確認しておきたいですね。
端末を切り替えて使う個人用か、複数人で同時に使うチーム用かを決めてから選ぶと迷いにくいと思います。
複数人で固定IPを同時に使いたい場合は>>グループ専用VPNサーバー![]()
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海外からアクセスできるセカイVPN


セカイVPNは、選んだ国の共有IPを使うサービスです。専用の固定IPを用意するマイIPやグループ専用VPNとは、用途が違います。
セカイVPNは選択した国の共有IPアドレスが割り当てられますが、海外からのアクセスのテストや一時的にIPを変えてアクセスしたい場合などにも使えます。
海外の共有IPが必要な場合はセカイVPN
利用したい国のIPが必要な場合に検討できます。ただし、特定の国での接続や、すべてのサイト・動画サービスへのアクセスを保証するものではありません。提供元の利用条件も確認してください。
今のところセカイVPNでIPが使える国は日本、アメリカ、ドイツ、台湾、韓国、フランス、イギリス、タイ、インドネシア、ベトナムの10カ国となっています。
セカイVPNを使うことで、指定した国のIPアドレスからアクセスすることができます。
| 項目 | セカイVPN |
|---|---|
| IPの種類 | 接続先の共有IP |
| 月額(税込) | 1,100円 |
| 使い分け | 個人専用の固定IPとは別用途 |
\ 共有IPの対応国・利用条件を確認 /
グループ専用VPNサーバーはチームで


会社やチームで複数人が同じ固定IPを使ってアクセスしたい場合などは、同じインターリンクから提供されているグループ専用VPNサーバー![]()
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グループ専用VPNは、基本10アカウントで月額5,500円(税込)からです。使う人数が増えると追加料金がかかるので、必要なアカウント数で見積もります。
こちらも2か月間は「無料お試し期間」があるので、まずはテスト的に使ってみると良いかと思います。
自分の会社では、当時グループ専用VPNに10アカウントを追加し、計20アカウントで使っていました。そのときの月額は11,000円で、複数人で同じ固定IPを使う用途では助かりました。ここは当時の利用体験です。
基本は10アカウント。増員時は追加料金も確認
グループ専用VPNは基本10アカウントで、10アカウント単位の追加ができます。標準のサービスでは1アカウントにつき同時接続は1セッションです。人数だけでなく、同時に使う端末数も数えておきましょう。
同じルーターにつながる複数端末で使う場合、標準のグループ専用VPNではOpenVPNでの接続が案内されています。PPTPやL2TPは同時に使えない場合があります。
この辺もヘルプページに載っているので、余計なことはせずに最初からマニュアルに沿って設定していくのが正解です。



複数人で同時にアクセスしたり、重いデータをDLしたりすると遅く感じることも



ネットワークを共有して使っているという感覚は持っておこう
VPNは法人の固定IP利用にもおすすめ
個人用のマイIPと、チーム用のVPNサーバーでは、利用開始までの流れも違います。急ぎのときは支払い方法や準備期間を公式案内で確認してください。
NTTの電話料金合算や口座振替でも対応が可能ですが、その場合は利用可能になるまで時間がかかるため少し余裕をみておいた方がよいでしょう。
Linuxからでも接続ができる高速の「WireGuard」を利用したプランもあるので、アクセス制限をかけながらチームでサーバーのメンテナンスを行う場合などにも利用ができます。
2ヵ月の無料期間中にテストをしてみて、要件的に合わない場合は違約金無しで解約ができます。
一通り管理画面や機能を触ってみて、本導入をするか見極めるのが良いかもしれません。
| 用途 | 候補 | 確認すること |
|---|---|---|
| 個人で固定IPを使う | マイIP | 1台ずつの利用、端末の接続方式 |
| 複数人で同じ固定IPを使う | グループ専用VPN | 同時接続数、追加料金、社内の接続条件 |
| WireGuardでチーム利用 | グループ専用VPN WG | 対応端末、設定方法、標準版との違い |
\ チームの人数と接続条件で確認 /


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