テレワークにおいて外部からアクセスする際に必要な固定IPが、個人やチームでも即日から使えるようになるVPNサービスのご紹介です。
VPNサーバーを通してアクセスするのでPCからだけでなく、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン端末からでも利用することができます。
VPNのアカウントは即日で取得することができるので、個人がテレワーク環境を整えるために急ぎで固定IPの準備が必要な場合はマイIPをおすすめします。
在宅勤務で固定IPありますか?って聞かれたときは急ぎでこれを申し込むと良き
- 個人で固定IPをすぐに用意したい人
>マイIP - 海外から日本、海外IPを使いたい人
>セカイVPN - チームや会社で固定IPを使いたい人
>グループ専用VPNサーバー
そもそも固定IPってなに?
IPアドレスとはインターネット上の「住所」のようなものです。
一般的なインターネット回線やプロバイダと契約していると、通常は動的IPアドレスになっており、インターネットに接続し直すたびにIPアドレスが変わってしまいます。
そこでIPアドレスを固定のものとして設定し、自分だけの住所を持てるようにするのが固定IPサービスになります。
固定IPが取得できたら、IPアドレスを確認して指定されたIPアドレスになっていることを確認しましょう。
テレワークに固定IPが必要な場合
仕事上で固定IPを求められる場合は、何らかのツールやWEBシステムに外部からアクセスする際に、サーバー側で指定したIPアドレスからのアクセスを開放するために使われることなどが多いかと思います。
指定したIPアドレス以外の接続を制限することで外部からのアクセスを遮断し、セキュリティを保つためVPNサービスなどが利用されています。
その際に動的IPアドレスだと、アクセスするたびにIPアドレスが変わってしまうため、解放されたIPアドレスが変更されないよう「固定」された状態である必要があります。
テレワークになった場合は、このようなVPNサービスを使って会社のネットワークにアクセスするのが良いでしょう
外部からアクセスする場合は固定IPが必須です。むしろ誰でもアクセスできるのはまずい
VPNで固定IPを使うことのメリットは?
固定IPを利用する際は、安全な接続方法を使用することが大切です。
リスクや特徴についてしっかりと考慮した上で適切なサービスを利用しましょう。
また、仕事で使う場合はインターリンク社のVPNサーバーからアクセスすることになるため、あらかじめネットワーク管理者に情報を共有しておくと安心です。
固定IPを伝える際に、使用するVPNサービスについても一緒に伝えるのが良いでしょう。
外出中でも同じ固定IPから接続できる
インターネットに接続できる状況であれば、外出中でも同じ固定IPからアクセスすることができます。
VPNサーバーにIDとパスワードを入力してログインすることで、同じサーバーを経由してインターネットに接続する仕組みになっているためです。
外出先で緊急対応が必要になった場合でも、ポケットWi-Fiなどの通信機器とPCさえあれば、VPNサーバーにログインして固定IP環境で作業することができます。
便利な反面でどこにいても作業することができるため、PC画面が他者に見られないようセキュリティ環境にも注意しましょう。
固定IPは変更の手間や費用がかかる
通常のネット回線を固定IPアドレスにすると、プロバイダーから追加料金が発生する場合があります。
また固定IPアドレスを使用すると、すぐにIPアドレスを変更することができません。
そのため、IPアドレスを変更したい場合は、新しい固定IPアドレスを改めて取得する必要があります。
VPNサービスで固定IPを利用するとその分の費用は別途かかりますが、VPN接続を切ると元の動的IPアドレスをそのまま使うことができます。
インターリンクの「マイIP」とは
マイIPを使うとどんな環境からアクセスしても、固定IPが設定されたそのサーバーからアクセスすることになるので、IPを変えずにアクセスすることができます。
これはVPN(Virtual Private Network)という技術を使っているためです。
例えば海外や出張先のホテルから会社のサーバーにアクセスする際でも、VPNを使うと同じIPからのアクセスとして認証され利用することができます。
ソフトイーサ版は複数の固定IPを使うことができて、セキュリティが厳しい環境でも使えるのが特徴ですが、スマートフォンでは利用できないデメリットがあります。
項目 | マイIP | マイIP ソフトイーサ版 |
接続形態 | PPTP接続、L2TP接続、IKEv2接続 | PacketiX VPN(専用ソフト)、L2TP、MS-SSTP、OpenVPN |
固定IPアドレス | 1個 | 1個~128個 |
対応OS | Windows、Linux、FreeBSD、macOS、iOS 、Android | Windows、Linux、macOS |
特徴 | ・スマートフォンで利用可 ・幅広いOSで利用できる ・設定簡単。VPN接続ツールあり | ・プロトコルが豊富 ・複数の固定IPに対応 ・高セキュリティ環境で使える ・スマートフォンで利用不可 |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額料金 | 1,100円 | 1,320円(※1IPアドレスにつき) |
\ 即日3分で固定IPが使える! /
マイIPは1人用固定IPサービス
マイIPは月額1080円で2ヵ月間は無料で使えるので、テスト接続するのにも安心して申し込みができますよね。
また、違約金が発生しないので実際に使ってみて不便に感じたり、少し使ってみて別のサービスを検討するのもアリです。
詳しい設定方法やトラブルシューティングはヘルプページにほぼ載っています。
基本的にはマニュアルの手順に沿って設定を行えば、即日から固定IPが使えるようになります。
個人でテレワーク用に使うならマイIPで事足りるはずです
スマホからも固定IPが利用可能
取得した固定IPには、マイIPならスマートフォンからでもアクセスすることができます。
すぐに即日から固定IPが欲しいという人ならば、かなり重宝するサービスなのではないでしょうか。
ただし同一LAN内で別の人が同じようにマイIPを使って、同じIP内で別の端末からアクセスしようとするとバッティングしてしまうため注意が必要です。
基本的には1端末で利用するものと認識しておくと良いでしょう。
複数人で固定IPを同時に使いたい場合は>>グループ専用VPNサーバー
海外からアクセスできるセカイVPN
VPNを通して接続することで、海外からでも日本限定のウェブサイトやコンテンツを利用することができます。
セカイVPNは選択した国の共有IPアドレスが割り当てられますが、海外からのアクセスのテストや一時的にIPを変えてアクセスしたい場合などにも使えます。
即日3分で海外のIPが使える
中国などネット規制が厳しい国からでも、FacebookやTwitter、Youtubeなどの動画サービスにアクセスできるのは良いですよね。
今のところセカイVPNでIPが使える国は日本、アメリカ、ドイツ、台湾、韓国、フランス、イギリス、タイ、インドネシア、ベトナムの10カ国となっています。
セカイVPNを使うことで、指定した国のIPアドレスからアクセスすることができます。
項目 | セカイVPN |
接続方法 | PPTP、L2TP、OpenVPN、IKEv2、OpenConnect |
IPアドレス | 共有IPアドレス ※接続先VPNゲートウェイサーバーのIPアドレスでの通信 |
VPN接続国 | 日本、アメリカ、ドイツ、台湾、韓国、フランス、イギリス、タイ、インドネシア、ベトナム |
対応OS | Windows、macOS、iOS、Android |
セッション数 | 3セッション(1アカウントで最大3台まで同時接続可能) |
初期費用 | 無料 |
月額 | 1,100円 |
\ 色々な国のIPが即日から使える! /
グループ専用VPNサーバーはチームで
会社やチームで複数人が同じ固定IPを使ってアクセスしたい場合などは、同じインターリンクから提供されているグループ専用VPNサーバーを使うと良いでしょう。
料金については初期費用が無料で、10アカウントで月額5,500円〜(税込)と非常に良心的な設定になっています。
こちらも2か月間は「無料お試し期間」があるので、まずはテスト的に使ってみると良いかと思います。
弊社のテレワーク環境では「グループ専用VPN」プランで、10アカウントを追加して計20アカウントで利用していますが、それでも月額11,000円で利用できているので、かなりコスパがいいです。
1契約につき10名まで利用可能
グループ専用VPNサーバーは、1契約につき10人までアクセスすることができます。(※10アカウントずつ追加申し込みが可能)
同一LAN内で使う場合はPPTPやL2TPといった接続方式ではなく、「OpenVPN」を使って接続する必要があるので注意が必要です。
この辺もヘルプページに載っているので、余計なことはせずに最初からマニュアルに沿って設定していくのが正解です。
複数人で同時にアクセスしたり、重いデータをDLしたりすると遅く感じることも
ネットワークを共有して使っているという感覚は持っておこう
VPNは法人の固定IP利用にもおすすめ
申込みはクレカ決済が1番早く、サーバーのセットアップ期間は3営業日ほどで準備ができます。
NTTの電話料金合算や口座振替でも対応が可能ですが、その場合は利用可能になるまで時間がかかるため少し余裕をみておいた方がよいでしょう。
Linuxからでも接続ができる高速の「WireGuard」を利用したプランもあるので、アクセス制限をかけながらチームでサーバーのメンテナンスを行う場合などにも利用ができます。
2ヵ月の無料期間中にテストをしてみて、要件的に合わない場合は違約金無しで解約ができます。
一通り管理画面や機能を触ってみて、本導入をするか見極めるのが良いかもしれません。
項目 | グループ専用VPN | グループ専用VPN WG(+ NGN) |
接続方法 | PPTP、L2TP、OpenVPN、IKEv2 | WireGuard |
固定IPアドレス | IPv4固定IPアドレス1個 | IPv4固定IPアドレス1個 |
対応OS | Windows、macOS、iOS、Android | Windows、macOS、iOS、Android、Linux、FreeBSD |
使い方 | 端末にVPN接続用アカウントを設定 | 端末にconfigファイルのダウンロード スマートフォンの場合はQRコード読み込み |
アカウント数 | 標準10個 最大アカウント200個まで ※10アカウントごとに追加可能 | 標準10個 最大アカウント250個まで ※10アカウントごとに追加可能 |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額 | 標準10アカウント5,500円 最大200アカウントまで 10アカウント毎に5,500円追加 | 標準10アカウント5,500円(VPN WG) 標準10アカウント8,800円(WG + NGN) 最大250アカウントまで 10アカウント毎に5,500円追加 |
\ 複数人の固定IPはコレ一択 /
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