サイトの記事数が増えてきて、カテゴリーの整理がうまくできていなかったり、関連性の薄い記事やまったくアクセスが無い記事ってありますよね。
せっかく書いた記事をそのまま削除するのはちょっともったいないなと考えてしまう人であれば、まずはWordPressの記事移転を検討すると良いかと思います。
そこで「DeMomentSomTresExport」というプラグインを使って、簡単に特定の記事を別のドメインに乗せ換える方法についてまとめていきます。

なにも考えずにブログを書いてきたんですけど、最初の方の記事が超適当でむちゃくちゃっす。。

サイト構成とか考えずに記事を増やして来ちゃった人向けだね。
ブログ記事のドメインを載せ替える
ブログ内の一部の記事だけ別のドメインに移したい時というのは、普通にブログを運営している場合はそれほど機会はないかもしれません。
ただ昨今は以前のように記事を書き続けていても、狙ったキーワードで順位が上がらなかったり、ブログの内容が様々なジャンルに混同していて「なんのサイトなのか」が分かりにくいとSEO的にも厳しい状況があります。
どんな時に記事の移行をするのか
当初のテーマとズレてきてしまったサイトや、雑記ブログとして書いてきてしまってPVが伸びてるカテゴリーを特化サイトとして分けたい場合などがありますよね。
また書いた記事のPVが全然無いけれど完全に消し去るのはちょっと気が引ける、なんていう時はこの方法が最適です。

ブログを長く運営していると、記事やサイトの方向性だったりジャンル選びとか色々悩むよね。。
WordPressはプラグインが便利
今回は「DeMomentSomTresExport」というプラグインを使った方法で、一部の記事のみ別のドメインに移行させる方法について解説していきたいと思います。
1つ1つの記事をコピーして投稿し直す方法もありますが、効率的ではありませんよね。
WordPressには作業を効率化するための便利なプラグインが数多くあるので、これを使わない手はありません。
ただし、WordPressのバージョンが変わっていたりして、プラグインが最新バージョンに適合されていない場合もあるので使用する際は注意が必要です。
作業する前には必ずバックアップを取っておくことをお勧めします。

複数の外注ライターがいる場合に、記事の統一性が取れなくなっているなんてこともありますよね。

特定のライターの記事を移行させたい場合などにも、プラグインで一気に記事を移行できて便利
DeMomentSomTresExportで移行
DeMomentSomTresExportというプラグインは、画像や画像自体のソース置き換えなども一括で行ってくれる超便利なプラグインです。
しかも使い方が簡単なので、WordPressの記事移行はびっくりするくらいあっさりと終わります。
プラグインの使い方
WordPress記事の移行は3ステップです。
- DeMomentSomTresExportを有効化
- 移転元のデータをエクスポート
- 移転先のデータをインポート
記事をインポートする際は、WordPressのメニューから「ツール>インポート>WordPress(インポーターの実行)」から行なってください。
移転した記事のリダイレクト設定
移転元のURLにアクセスした人も移転後の記事が見れるように、「リダイレクト(転送設定)」を行いましょう。
リダイレクト自体はいくつか方法がありますが、比較的簡単な「Redirection」プラグインを使って301リダイレクトを行うと良いでしょう。
またエックスサーバーを使っている人は、サーバーパネルからも簡単にリダイレクト設定が可能です。
- サーバーパネル>サイト転送設定
- 転送元と転送先を設定
- URLを入力し転送されることを確認

これで元記事のURLに飛んでも移転先の記事にリダイレクトされます
画像エラー時の対処法について
記事の移転がエラーによってできない場合があります。
その際は、干渉している可能性のある他のプラグインを一旦無効にしてみましょう。
画像関連のプラグインをオフ
特に画像が移行できない場合などは「EWWW Image Optimizer」という人気の画像圧縮プラグインがエラーの原因になっている可能性があります。
WordPressはプラグインを沢山入れていると、それぞれが干渉しあって不具合を起こしてしまうことがあります。
記事をインポート・エクスポートする際は一旦無効にして、作業が完了したら元に戻しておくのが良いでしょう。
WordPressで記事移転後の処理作業
諸々の記事の移転作業が終わったら、元々あった移転元の不要な記事や画像などは削除しましょう。
この際に必要な記事や画像データが一緒に削除されないよう、十分気をつけてください。
ちなみに自分は不要な記事を別サイトに移転させたことで、PVが一時的に10%程度上がりました。
移転元のメインサイトから、関連性が低い記事が削除されたことで評価が上がったのかもしれません。

あくまで自分のサイトでの結果に過ぎないですが、サイトのPVが伸び悩んでいる人などは参考程度に。
アクセスの異常やエラーを確認
記事移転の注意点としては、元の記事にあった被リンク効果が無くなってしまう可能性があります。
Google Search Consoleなどで、本当に移転させて良い記事なのかを記事を移転させる前に判断すると良いでしょう。
また、移転後の記事に全くアクセスがなかったり、元のサイトでエラーが起きている場合などは引き続き対応が必要です。
明らかにサイトの状況がおかしくなってしまった場合は、バックアップから元に戻すことも検討しましょう。
元のアクセス状態には完全に戻らない可能性もありますが、自分のサイトに大きくメスを入れる作業なので、失敗するリスクも考慮しておかなければなりません。
サイト移転の失敗が怖いなら業者へ
今回は「DeMomentSomTresExport」を使った、記事移転について説明しました。
人によってはちょっと難しいなと感じるかもしれません。
また、予期せぬトラブルでデータが壊れてしまったり、リダイレクト設定がきちんとできていないとSEO的にもリスクが発生する場合もあります。
サイト引っ越し屋さん
- WordPressの問題を解決できない
- バックアップから復旧ができない
- FTPってなに?って人
こんな方は無理せずサイト引越しの代行業者を使うと良いでしょう。
ゆったりプランであれば、29,800円(税込)〜で、丸ごと依頼ができるのでおすすめです。

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