スタートアップは資金調達をするのに、VCやエンジェル投資家から投資してもらうことが多いですよね。
しかし、なにもツテがないと投資してくれる人をどうやって探せばいいのかすらわからないのです。
投資家には知人からの紹介で繋がるのが1番良いのですが、学生や20代で起業を目指す人は、それまでのコネクションが無く難しいのが現状です。
そういった悩みをもつ人は、ビジネスマッチングアプリの「yenta」を使ってみてはいかがでしょうか。
「yenta」はビジネス版出会い系アプリみたいなものかな
ピッチイベントに潜り込むにもどうすりゃいいの?って人が多いと思うんすよね
yentaはビジネスマッチングアプリ
yentaとは上場企業の株式会社アトラエが運営している、ビジネスマッチングアプリの名称です。
毎日AIがレコメンドしてくれる10人に対して、Tinderのようにスワイプで興味あり・興味なしを選択していきます。
興味あり同士でマッチした人とは、メッセージのやり取りやアポイントの調整をすることができます。
Yenta – イェンタ
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yentaは完全審査制
審査においてはプロフィールや企業名など、きちんとエビデンスが取れる内容で登録することをおすすめします。
営業活動を行ってはいけないわけではないのですが、このようなマッチングサービスはMLMや宗教の勧誘などの温床にもなりかねないんですよね。
そういった意味では、事前に審査が行われることについては安心できるポイントです。
yentaは審査制なので、身元も保証されていて安心ですよね
yentaの審査に落ちた人は、残念ながら利用できません
経営者と簡単にアポが取れる
周りの起業家からの評判はかなり良く、相当使いこなしている人もいます。
yentaの仕組みは合理的で、アポイントに繋がるまでムダが無いため起業家好みのアプリといえるでしょう。
マッチングしているだけでアポイントのメッセージをもらうことも多いのですが、活用している人は積極的にメッセージを送っていますよね。
有料プランにすると人数が増えたり便利な機能が解放されるので、積極的に活用したい場合は有料課金も検討すると良いかと思います。
yentaの料金プラン
yantaは基本的に無料でも利用することができますが、積極的にマッチングを行なっていきたい人は有料のプランも検討してみましょう。
プランによる機能開放やマッチング人数については下記の表でまとめています。
それぞれ7日間は無料でお試しができるので、まずは触ってみてから判断するのが良いかもしれません。
アクティブプラン | アドバンスプラン | プロプラン |
・興味ありデータ閲覧(48h以内) ・興味ありデータからのマッチング(月間10人) | ・興味ありデータ閲覧(1ヶ月以内) ・興味ありデータからのマッチング(月間15人) ・スワイプ数2倍 ・マッチングロック解除(月5回) | ・全員の興味ありデータ閲覧 ・興味ありデータからのマッチング(月間20人) ・フィルタ機能 ・スワイプ数2倍 ・マッチングロック解除(無制限) ・テレポート機能 |
¥1,000/月 | ¥2,500/月 | ¥5,000/月 |
yentaでマッチング頻度を上げるには
yentaは適当にやっている人も多いので、ざっくりとしたプロフィールだったり、何がやりたいのかどんな人に会いたいのかが明確になっていない人もいます。
何が目的なのかわからない人に、いきなりリアルで会いたいとか言われても困りますよね。
プロフィールで目的を明確に
もし資金調達が目的なのであれば、エンジェル投資家やVCの人と繋がれるように、自社サービスやプロダクトについてきちんと伝わるように書くことが大事です。
自分の経歴や職歴についても、わかりやすく端的に記載しておきましょう。
また、こまめにレコメンドを返すことによって、マッチングの総数が増えていくので出会える人の数も相対的に増えていきます。
いかに自分が「興味あり」に振り分けられるかを考えよう
良くわからない人は避けられる
実際にマッチングで興味なしに振り分けるのは、お会いしたところであまり意味がなさそうだなと感じる人です。
自分のビジネスや職種との関連性が無かったり、目的に合致しない場合は別に良いとは思うんです。
ただし、明らかに営業目的の方だったり、何をやってる人なのよく分からない方は興味なしに振り分けます。
ちょっと怪しいなと感じたり、売り込みされそうな人は避けちゃいますよね
自分が「興味あり」に振り分ける要素としては下記の辺りを重視しています
- どんなジャンルの経験をしてきた人か
- 肩書などはっきり明記されていること
- 経歴と具体的な社名まで分かること
- どんな人を求めているか分かる人
- 場所が近く気軽に会えそうな人
資金調達でyentaをおすすめする理由
これは単純に自分がyentaを介してエンジェル投資家と繋がり、シード投資をしてもらった経験があるからです。
最初は壁打ちでアポイントを取ってお会いしたのが始まりでした。
実体験に基づく根拠
もちろん再現性があるわけではなく、単純にエンジェル投資家やVCの人たちもこんな感じでシード期の起業家を探してたりします。
なので、ビジネスマッチングアプリを侮るなかれですよね。
評判とか人づてで聞いた話とかではなく完全な実体験です
紹介の輪をつなげていこう
また、基本的にこの手の人達は「紹介」で繋がることが多いので、会社を売却した経験がある人と繋がっておくと良いかもしれません。
良く耳にするようなVCだったりエンジェル投資家の方は、正面突破でいくよりも誰かの紹介で会う方が出資の可能性が高くなります。
「○○さんが投資してるから」って理由で、近しいVCからの出資に繋がったりもしますよね。
yentaでは他にもこんな人と出会える
自分が起業家カテゴリなのでマッチングする相手も起業家が多いんですが、エンジニアや弁護士などされている方なども良く見受けられます。
士業の方やエンジニアなども多い
弁護士の方などは起業家の人とマッチングができるので、営業ツールとして使っている人も多そうですよね。
また、スタートアップで創業期にエンジニアを探している人は、同じようにスタートアップを経験したいエンジニアと繋がることができたりもします。
「仲間を見つける」目的としてもyentaは使えそうです。
ただし、完全に売込み目的だったりちょっと怪しい人などもいるので、人を見る目が無い人は注意が必要です。
投資家とのマッチングサービス
今回は自分の体験談からyentaをおすすめしましたが、スタートアップ企業がエンジェル投資家と繋がることができるサービスは他にもあります。
投資家を探すその他のサービス
代表的なサービスとしては「ANGEL PORT」が挙げられるでしょう。
ANGER PORTはエンジェル投資家と起業家を結びつけるコミュニティです。
Facebook認証により登録することができて、起業家やエンジェル投資家も実名でやり取りをしています。
ここから起業家として登録して、エンジェル投資家へ直接コンタクトをとることができます。
また、本田圭佑氏もいるPROTOCOLなど新しいサービスも出てきているので、常にアンテナを張り続けて情報収集していくと良いのではないでしょうか。
VCとも繋がれるサービス
資金調達を考えるときはエンジェル投資家だけでなく、VCとも繋がっておきたいですよね。
スタートアップ向けのイベントや紹介などで繋がることができれば良いのですが、プロダクトや顧客開拓に注力しなければならないタイミングでもあります。
そんな時はStartupListやsmartroundというサービスを使って、VCや投資家を探すもの良いかもしれません。
まずは自分たちの会社を知ってもらい、興味を持ってもらうことでVCとの接点を増やしていくのが良いでしょう。
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コメント
コメント一覧 (2件)
アプリで資金調達できたってすごいですね。どうやったらそんな人に出会えるんでしょう?
yentaはそこまでマメにやってなかったんですが、現状やってるビジネスやこれからやりたいことなんかをプロフィールに載せてましたね。
あとは、渋谷界隈にいつもいますよとか、フットワークが軽くて気軽に会える感は出していました。
実際に出会えるかについては、こればっかりはまぁはご縁なので一概にはお約束できないですよね。
ただそれでも様々な機会は人と出会うことで創出されていくと思うので、yantaを通してビジネス上で良い人と巡り会えると良いですね。