サイト売買自体は興味があるものの、なかなか購入にまで踏み切れないなんて人は結構いるんじゃないでしょうか?
僕もだいぶ前からサイト売買サービスをウォッチしていたんですが、アルゴリズムの変動や広告案件の終了などもあって正直リスクを感じていました。
ただいつまでも指をくわえて見ていても仕方がないので、キャッシュに余裕がある今のうちにサイト売買にトライしてみようと思った次第です。

いきなり大きい金額のサイトを購入して失敗するよりは、いくつか手ごろなサイトを購入してみて知見を手に入れたいところ
サイト売買サービスの評判


サイト売買を行っているサービスはいくつかあるのですが、今回はその中で案件の更新頻度が高い3つのサービスに絞って検討していこうと思います。
選んだポイントはこんな感じです。
- サイト購入の検証ができる価格の安い案件が掲載されている
- 案件の更新頻度が高く、一定の流動性があること
- 運営企業が明確でサポートも充実していること
まずはいくつか小さめのサイトを購入しテストしてみて、後々は記事数の多い大型サイトの購入も行っていきたいと考えています。
『A8 M&A』の評判


リリースされたばかりの時は掲載されている情報がめちゃくちゃだったりと、アフィリエイター界隈では話題になっていました。
こちらはアフィリエイトASP最大手のA8.netが運営する、サイト売買サービスですね。
情報の信ぴょう性においてはやや懸念があるものの、やはりほとんどのアフィリエイターが登録しているASPだけあって、売却案件の更新頻度が高いのが特徴です。



アフィリエイターからするとA8はメジャーで掲載数も多いのでチェックしてます
\ 案件数が多く手ごろなサイトも! /
『ラッコM&A』の評判


ラッコさんといえばアフィリエイターにとっては中古ドメインのイメージが強いですが、ラッコM&Aはサイト売買サービスです。
ラッコさんはアフィリエイターなら誰もが知る、「関連キーワードツール(仮名・β版)」のサービスを引き継いだ、「ラッコキーワード」も運営してるんですよね。
ラッコM&Aでサイトが売却できた記事はこちら。



専任弁護士が顔出しで載っていてエスクローサービスもあるラッコM&Aは安心感があります
\ 2022年の成約数No.1! /
『UREBA』の評判


UREBAは大手ASPのafbさんが事業を買収したことで話題になりましたね。
案件の更新頻度も高く希望価格も幅広く掲載されているので、サイト売買の初心者にもおすすめです。
Twitterなどで見ていても評価が高く、2021年の成約金額がNo1なのもうなずけます。



サイトが見やすく、直近の情報もしっかり載っているのが安心ですよね
\ 2021年の成約金額No.1! /
1サイト目をA8 M&Aで購入してみた


まずは最初のテストとして、当たりをつけたのがこんな条件です。
- 希望価格が10万円以下
- 記事数がある「雑記ブログ」
- アフィリエイト案件の発生がある
少額で買えるサイトでテスト購入
この条件に当てはまりつつ、サイトの検討中リストを作り、損益分岐点をクリアできそうなものを買ってみました。
ちなみに1つ目は安いサイトが多かったA8 M&Aで購入しました。
サイトの購入から譲渡まではエスクローサービスもあり、非常にスムーズに進みました。
また売主も対応が丁寧な方だったので、サイトの移行についてもトラブルなく何度かやり取りをして終わりました。
1つ目のサイト購入後の問題点


まずはサイト購入1発目として改善の余地がありそうな「雑記ブログ」を購入したんですが、WordPressの中身を見てちょっと驚きました。
基本的なところから修正を行っていく必要があったので、これは思ったよりも工数がかかりそうだなと。
新しく始めることは何事も「学び」なので、1発目から問題が見えてきた方が後々のトラブルシューティングとしてナレッジが蓄積できるのは良いことです。
想定以上の修正工数
ちなみに1番ハマったのが「アフィリエイトリンクの貼り替え」でした。
ある程度の記事数がある雑記ブログだったので、それぞれの記事で紹介している案件数がかなりあるんですよね。
バラバラなASPで1つ1つ新規で提携していってリンクを貼り換えていくのは、かなり骨が折れる作業です。
案件終了やなかなか承認されないなんてこともあるので、掲載広告数は少ない方が良いですね。。
また、サイトを購入した時には売上が上がっていても、途中で広告案件が無くなってしまうとその分の売上が減ってしまうリスクもあります。
サイト購入1回目の施策と注意点


サイト購入から1ヵ月くらい経ちましたが、新記事の投入やリライトなどもまだ全然できていなく、想定していたスケジュールよりもだいぶ遅延しています。
サイト購入1回目でやったこと
- 低品質記事を削除
- 「All in One SEO Pack」を削除
- アイキャッチを差し替え
- タグ管理でショートコード化
- テキスト書式設定をすべてクリア
- 記事のカテゴリ重複を修正
次のサイトを購入する際は、もっと手際よくできるようにドキュメントを残してフローを作れるようにしていきたいですね。
失敗した点と注意事項
また、サイト譲渡のところでつまづいた点としては、
- 売主にASPのサイト登録を解除してもらわないとサイトが登録できない
- ドメインやサーバーの名義変更の場合は双方の印鑑証明など書類が必要
- ASPのサイト登録やプログラム提携がすんなり進まない場合がある
こんなところでしょうか。
ちなみに売主の意向もあってドメインやサーバーは「名義変更」で最初はやろうとしたんですが、思ったより時間と手間がかかりそうだったので、移管でやりました。
ラッコM&Aのリアルタイム譲渡だと、名義変更が一瞬でできるのでこれが1番楽ですよね。
Whoisを変え忘れててサイトが落ちてしまったりと引き続きトラブルも起きていますが、とりあえずは一旦落ちつきました。
今後は「購入したサイトがどうなったのか?」また「サイト購入2回目」についても、記事として書いていきたいと思います。
1サイト目の記事修正が終わり発生も


最初のサイト購入から約3ヶ月ほど経ってしまいましたが、ようやく記事の修正が一段落して貼り替えた広告からも発生するようになってきました。
アフィリエイト案件で初発生
10万円以下で購入したサイトだったので、本当に発生するんかいと正直疑ってました。。
Ahrefsで見た感じだと5月の変動でどんどん流入が下がって、どうしようもなくなって売ったのかなぁという感じでしたね。
新記事はまだ入れていなくてカテゴリの整理と記事の削除・統合をやったのと、サイトのロゴや見た目を整えたくらいしか手を付けられてません。
購入した1サイト目は儲かったのか?


結論から言うと、損益分岐点の半分も超えられていません。。
最初からそんなに上手くいったら、誰でもサイト売買で稼ぐことができちゃいますよね。
雑記ブログは修正が大変
購入する前は「ぶっちゃけ購入金額なんてすぐ回収できるでしょ」と思ってたんですが、元々アクセス数の少ない雑記ブログを立て直すのはだいぶしんどいです。
毎月なんらかの案件で発生はするんですが、誰もやらないような安い単価の案件しか発生しないんですよね。
あとはちょいちょい発生していた案件が終わってしまったのも、原因としては大きいのかなと。
発生はあるので一旦放置
とりあえず戦略としては一旦放置で、タイミングを見て売却するかもです。
かなり安く購入したサイトなので売れた瞬間に黒字化はしますが、ある程度は体裁を作らないと買い手がつかないかなと思っています。
購入した1サイト目については、雑記ブログを使った収益化の記事内で進捗を書いていきます。
ラッコM&Aで2サイト目を購入


前回のサイト売買で学んだ点として、
- 案件数が多く貼り替えに苦労した
- サイト譲渡の対応に工数がかかった
- 申告されていた売上ほど出ない
- 元々のPVが少なすぎて改善が難しい
この辺が挙げられます。
売上に関してはエビデンスの提出まで求めなかったのもあるので、こちら側の落ち度でもありますね。



サイト代金が安かったので、そこまでやり取りを挟みたくなかったのもあり
前回の経験を踏まえ条件変更
これらを踏まえて、今回は下記のような条件であたりをつけてみました。
- AdSenseが中心で貼り替えが楽
- 交渉前に情報のエビデンスがある
- 一定の記事数とアクセス数がある
サイト移行代行は超おすすめ
また、今回はサイトの移行に時間と工数をかけたくなかったので、「サイト移行代行」のオプションがあるラッコM&Aで購入することにしました。
購入側はほとんどやることもなく、あっさりとサーバーやドメインの移転が終わりました。
また、案件の情報としてGoogle Analyticsが連携されてるものはエビデンスとして非常に良いですよね。



ラッコM&Aさんはめちゃくちゃ良かったです♪
サイト購入2回目の施策と注意点


まずはじめに、おそらくキャッシュ系プラグインの影響で表示が崩れていたところを直しました。
またCanvaで作られたアイキャッチ画像のサイズがめちゃくちゃデカかったので、Compress JPEG & PNG imagesのプラグインを使って一気に圧縮しました。
サイト購入2回目でやったこと
- 表示崩れのバグを修正
- アイキャッチやサイト内画像を圧縮
- 「All in One SEO Pack」を削除
- 記事のカテゴリを修正
- PageSpeed Insightsの改善
毎度のAll in One SEO Packを削除しカテゴリを修正してから、AdSenseを貼り替えて概ねの修正は一旦完了です。
ここまでで丸1日くらい。
AdSenseがメインと言いつつ物販などもあったんですが、そこはRinkerのトラッキングIDを変えるだけでほぼ終わりました。
新しいアイキャッチはCanva Proにすると使えるテンプレがたくさんあるので、ゴリゴリ作っていってます。



残りのリンクはSearch Regexで置換して終わり。Rinkerありがたき



便利なプラグインやツールは、少し課金するとめちゃくちゃ効率が良くなりますよね
使われているテーマにも注意
と、こんな感じで2つ目のサイトはAdSenseを貼り替えただけですぐに収益が出てるので、ひとまず安心できました。
ただし、サイトに使われていた人気テーマのPageSpeed Insightsのスコアが非常に悪く、画像を圧縮しただけではそこまで改善できていないのが現状です。
特にLazy Load系プラグインとの相性が良くないので、テーマ自体を変えるかそれ以外の方法を模索していきたいですね。
ちなみに購入したサイトのテーマを所持していない場合は、そのWordPressのテーマを購入するか、リニューアルついででテーマを変えてしまうのもアリです。
サイト売買のメリットについて


2回目の購入時にサイト売買におけるメリットをいくつか享受することができたので、簡単に解説していきたいなと思います。



前回サイト購入したのは男性の方だっだんですが、2回目は女性の個人の方から購入しました
クローズドASPと提携できた
クローズドASPは基本的には人づてによる紹介や、先方からの打診によってのみ提携することができます。
今回は購入したサイトが上位表示していたクエリから、お問い合わせフォーム経由で連絡をもらいました。
ついでで既存サイトの登録もできたので、これは純粋にありがたかったなと。
良質なクエリを沢山知れた
最初に購入したサイトも記事数はそこまで少なくはなかったのですが、2回目は数百記事あるのでたくさんのクエリを拾っていてアクセス数もそこそこあるのが良いところです。
これ何が良いかというとAdSense中心のサイトではあるんですが、いわゆるBuyクエリ(購入に繋がるキーワード)やDoクエリ(申し込みなどに繋がるキーワード)が紛れ込んでいるんですよね。
収益性をあげるにはAdSense→ASP案件に部分的に切り替えていく必要があると思うんですが、この辺のお宝ワードを探す作業は楽しかったりします。
AdSenseメインのサイトは楽
最初にA8 M&Aで購入したサイトはアクセス数が少なく、広告の貼り替えも数が多かったため、1ヵ月くらいはまともな報酬が発生しませんでした。
2回目にラッコM&Aで購入したサイトは収益のメインがAdSenseだったので、タグを貼り替えてすぐに収益化したのはホッとしました。
また前回からの反省点だったんですが、工数を減らすためにラッコM&Aのサイト移行代行にお願いしたのが良かったですね。



前回はサイトの移行に時間がかかったのと、リンクの貼り替えをダラダラやってたので。。



案件情報でGA連携されてたのも、AdSense売上のエビデンスとして安心でした
テレビの話題から流入が爆発
これは想定していなかったんですが、年末年始って特番や1年の総まとめみたいな番組が多いんですよね。
今年話題になった商品やサービスを紹介している記事は、テレビで紹介されることでサイト流入が急激に増えることがあります。
一時的ですが、今はデイリーのアクセス数は購入時の2倍くらいになっています。
ポテンシャルはもっとあると思うので、記事を追加しつつ内部リンクなども見直していきたいと思っています。
ラッコマーケットでサイトを衝動買い


ラッコさんがさらにお手軽にサイト売買ができる「ラッコマーケット」というサービスをリリースしました。
元々、ラッコサーバーとラッコドメインを利用していると、そのままリアルタイムに契約譲渡まで行える状態でしたが、1万円~50万円の低価格のサイト向けに手数料もお得になりました。



低価格のサイト売買において、面倒だった部分がほぼ解消されたようなサービスですね
手数料無料で手軽に買える
手数料は売却側が成約金額の20%のみで、購入側はなんと無料です。
サイト売買のフリマアプリのようなイメージで、案件登録時の入力項目も案件タイトルと価格のみで、かなり割り切ったサービスになっています。
一覧ではサイトもそのまま見て確認することができ、Ahrefsの指標も出てるのでぶっちゃけこれで全然いいなと感じますね。
格安の2サイトを衝動買い
いつもサイトを購入する際は、サイト情報や収益状況を調べて売主と交渉して、契約成立したらサイト移行してと、なんだかんだ1ヵ月はかかるイメージでした。
ラッコマーケットはクレカ決済でそのまま購入することができ、サイトの譲渡も即時、必要最低限の情報もその場で確認できるので即決できますね。
というわけでオープンしてすぐに、何も考えずにまた2つサイトを買ってしまいました。
かなりジャンク的なイメージはありますが、クレカ決済後に即時譲渡が行われたので、初日からサイトをいじってそれっぽい状態まではいけました。
2日目にはAdSense審査も無事に承認されて、ASPへの登録やサチコの設定などもほぼ終了です。
手軽にサイト売買ができる
サイト売買で面倒だなと感じていたのは「交渉」なんですよね。
買い手も売り手も両方経験してますが、必要な情報を用意したり価格交渉をされたりと、交渉相手に対してコミュニケーションを取り続けるのが大変でした。
特に売る側の時はぶっちゃけサイト見たら大体わかるでしょって思ってたんですけど、この辺の手間が省けるのは大きいですよね。
購入したサイトについては、ラッコマーケットの格安サイト売買で儲かるか検証する記事で進捗を書いていこうと思います。
\ クレカ決済ですぐにサイトが買える! /
サイト売買で儲かった事例


アフィリエイトサイトを購入することで儲かるか検証していますが、サイト売買自体ではすでに利益が出ています。
サイトを購入してから損益分岐点を越えるには時間がかかりますが、サイトを上手く売却できるとすぐに利益を得ることができます。
不要になった特化ブログを売却
1つ目はもともと運営していた特化ブログを売却したことです。
金額についてはぼかしますが、月数千円ほどの売上しか立っていなかったブログが数十万円で売却できました。
サイト売買では月間収益の12〜24ヶ月が相場と言われていますが、売り先やブログ内容によってはそれ以上の価格で売却することができます。



特化ブログは雑記ブログよりも高く売れる傾向があります



この特化ブログはラッコM&Aで売れたんすよね
購入した雑記ブログを手直しして売却
2つ目はラッコマーケットで購入した雑記ブログを、手直ししてサイト売却できたことです。
このサイトは購入してから損益分岐点を越えるまで、時間と手間がかかりそうだったのですぐに売却しちゃいました。
この場合は、購入金額と保有していた期間のサーバーやドメイン費用が原価になるわけですが、それよりも高い金額で売却すれば良いだけです。
ざっくりいうと購入した金額の2倍近くで売れたんですが、作業工数を考えるとそこまで利益率は良くないかなと思います。



安く買って高く売るわかりやすい事例



再現性があれば良いんですけど、塩漬けリスクもあります
購入したサイトの利回りや管理方法


これまでいくつかサイト売買を行ってきましたが、収益やサイトの状況についてはGoogleスプレッドシートで一元管理をしています。
月次毎に売上と利回り(月次収益/購入代金)を帳票につけていて、それぞれの損益分岐点がどのくらいになるのかを計算しています。
例えば利回りが10%出ていたら、10ヶ月で購入代金がペイできる計算になりますよね。
また、現時点で売却する場合はいくらで売れば良いのかを、最終的な目標利益率をベースに算出するようにしています。
ポートフォリオ化とイグジット戦略
株や不動産に近い考え方かもしれませんが、サイトが増えるにつれて月次の収益も積み重なっていきます。
利益率が低いサイトはテコ入れを行うか、工数に対して費用対効果が見合わない場合は、再度売却をして利確or損切りを行い整理する必要があります。
10万円以下で購入したサイトなどはそもそもの損益分岐点が低いので、購入費用が回収できたタイミングで売却しても良いのかなと思っています。
また、複数サイトを管理していく上では、工数がかからなくて利益率が良いサイトがやはりベストですよね。



ここは経験値を増やしてナレッジ化していきたいところです



外注を使って記事追加するのは投資ですよね。利益計画を元に判断が必要っす
コメント
コメント一覧 (2件)
手数料がかからない所もあるみたいですが、どうなんですかね?機能面はかなり劣りそうです。
https://www.site-rakuichi.com/
https://site-baibai.com/
http://sitebank.jp/
コメントありがとうございます。
サイト楽市は知っていたのですが、無料のところは情報の更新頻度とかやり取りが面倒そうだなと思って避けてました。
サイトバンクさんは他のサイト売買サービスから情報を引っ張ってきてるようなので、DBとして見る分には良さそうですね。